あしたのあなたへ

武蔵野学院大学国際コミュニケーション学部 金 春花 専任講師

 飛び出せ日本!

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積極的

 私は中国で生まれ、高校を卒業した後、日本の大学に入学しました。私の住んでいた地域は、日本語の教育環境が整っていたため、自然と日本への留学を選んでいました。その後、短期留学でオーストラリア、在外研究でアメリカを訪れました。海外に行く前は、自分の語学力で大丈夫なのか、食べ物は合うかなどの心配事が尽きませんでした。しかし、行ってみると自分が心配していた以上に楽しく充実した生活を送ることができました。豊富な知識が得られただけでなく、自分の視野を広げることもでき、さらには自分の国を客観的に見ることもできるようになりました。

 「百聞は一見にしかず」ということわざ通り、現地に行くということは大きな意味を持つのです。そういう意味で、武蔵野学院大学の3週間の海外研修プログラムは、学生たちが自信を身に付けるきっかけになります。海外から見る日本の素晴らしさを彼ら自身が感じる事ができると思うからです。日本にいながら感じる「日本」と外国に出てから感じる「日本」はきっと異なるに違いありません。海外経験があるからこそ自分の国の良さが実感できるであろうし、ものの見方や考え方なども変わってくることでしょう。

特にアメリカに行った時に、日本からの留学生が減少の一途を辿っていることを実感しました。日本は、教育環境整っており、治安もよく、モノの品質やサービスのレベルも優れています。今の若者は、このような日本の環境に満足してしまっているように感じられます。しかしながら、外の世界も経験すべきだと思います。日本には「かわいい子には旅をさせよ」ということわざがあります。「旅」という非日常的な生活を経験することにより、楽しいことや苦い経験を自分の血や肉とすることで成長して欲しいと思います。最終的な生活や仕事の場が日本であったしても、海外での経験は必ず皆さんに何かをもたらしてくれるはずです。

 そんな学生たちのチャレンジを応援することこそ、私の仕事だと思っています。