あしたのあなたへ

学校法人武蔵野学院理事長・武蔵野学院大学学長 高橋暢雄学長

 吹っ切ってる?

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  武蔵野学院大学を開学する時に考えていたこと。

 それは私が送ってきた学生生活が背景にありました。

 私は小学校から高校までの一貫校で12年間を過ごしました。

12年間、同級生はほとんど変わらず、教師もほとんど入れ替わりがない。

そんな中、いつも息苦しさを感じていました。

小さな世界の中で、身動きが取れなくなっていたのかもしれません。

 そして、大学入学。

急激に変わった環境の中で、それまで閉塞感に悩まされていた私は、一気にはじけたのです。

大学での授業はもちろんですが、サークル活動やその延長線上のアルバイトなどで自分の興味・関心のあることに挑戦し、それまで「決められた枠」の中でしか考えたり、行動できなかった自分を“吹っ切る”ことができたのです。

 今、学生に常に言っていることは“吹っ切れよ”ということです。

自分の思い通りにいかなかったり、想定していなかった事態になったりすることはしょっちゅうあります。

そんな時に“モチャモチャする”のが普通です。

でも、それでは何もできないんです。

「吹っ切る」ということは「あきらめる」ということではない。

自分と自分の周りの状況を客観視して、自分も含めて周囲を公平に見る。

そして、吹っ切って行動することで、次のステージに進めるのです。

 だから、本学を開学する時にあえて規模の小さい大学にしました。

学生数が少なければ、吹っ切って行動するチャンスも掴みやすいだろうし、それを周囲の学生や教職員も共有することができます。

 いまだに大学生活をモラトリアムだと考えている人が受験生にも大人にも多いような気がします。

しかし、そうではないのです。

思い切って、自分がしたいことにトライできる時期。

もし、失敗しても取り返すことができる時期が大学時代なのです。

 ですから、大学生活においても勉強もそうですが、さまざまなシーンで自分がやりたいことにチャレンジしてみてください。