あしたのあなたへ

武蔵野学院大学国際コミュニケーション学部 高橋恵美子専任講師

 つながりたいから。

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真の交流

 外国人がイメージする日本はどんなものだと思いますか?

 工業製品や富士山に代表される風景、さらには京都や奈良といった歴史的な景観や建物、また侍や忍者に代表される文化的なものでしょうか。

 私は日本の中世、特に武士に興味を持ち、研究者の途を選びました。そんな私が武蔵野学院大学で教えるようになって、取り組んでいる仕事のひとつに海外研修があります。海外研修は語学研修が中心となりますが、日本以外の国からの留学生や米国の学生たちとの交流も大きな目的のひとつです。そんな交流の中で私が感心した例をご紹介します。

 今年度の研修に参加した学生Aさん。彼女は日本の夏の風物詩である「七夕」をモチーフにしました。その由来や意味を説明し、短冊や笹飾りなどを紹介した彼女の説明に興味を持った多くの学生が短冊を書きました。帰国したAさんは笹飾りに飾った短冊の画像を書いてくれた学生たちに送り、いまだにネット上で彼らの交流は続いています。

 真の交流とは流暢な言葉から生まれるのではなく、「つながりたい」という意思が生み出すものなのです。