あしたのあなたへ

武蔵野短期大学幼児教育学科 野村和准教授

ワクワクを忘れない。


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原点

 中学生のころ読んだヘレン・ケラーの伝記に出てくるサリヴァン先生に憧れ、教育って素晴らしいものだと感動したのが私の原点です。「教育ってスゴイ!」とワクワクしたその時の気持ちを今も忘れることはありません。私が教えている学生たちにも、「教育は素晴らしいものなんだ」ということを伝え、実感してもらいたいと思っています。

 武蔵野短期大学は幼児教育学科のみの単科大学です。ここに入学してくる学生は保育士もしくは幼稚園教諭になることを目指している人がほとんどです。「通っていた幼稚園の先生に憧れた」、「保育園の先生が大好きだった」、といった幼い時の記憶や「子どもが好き」といった思いが動機となっていることが多いと感じます。

 保育者を目指している学生には、この動機をいつまでも忘れないでいてほしいのです。実際に保育の現場に立つと、大変なことがたくさん待っています。また、やらなければならないことが多く、その中に埋もれてしまい、易きに流れてしまうこともよくあります。そんな時に立ち止まって、保育者になろうと思った原点を思い出してほしいのです。

 中学校の時の覚えた感動を忘れずに、私は「教育」を学び、研究し、教えています。みなさんも保育者になりたいと思った“ワクワク”した心をいつまでも忘れずにいれば、どんな困難も乗り越えられると信じています。

 また、困ったことがあったら、母校を訪ねてみるのもいいでしょう。実際に保育者となった卒業生が本学を訪ねてくることがよくあります。現場で行き詰ったりした時に、初心を思い出すためにやってくるのでしょう。私や私以外の教員も仕事の悩みなどの相談に乗ることがあります。

 教育者とは他人の人生を変えることができるスゴイ職業なのです。まして、保育者は人生の最初に出合う教育者です。その役目は想像以上に大きいものがあります。その仕事に誇りと自覚を持って一緒に歩んでいきましょう。