校章

INTRODUCTION

校章

1912年、大橋幼稚園として誕生した武蔵野学院が1922年に現在の場所に移転し、武蔵野高校の前身である「武蔵野高等女学校」と改名しました。その際、創立者の高橋とき先生の育てたい「理想の女性」であった昭憲皇太后の詠まれた御歌から校章名をいただきました。

花になれ 実をも結べと いつくしみ おほしたつらむ 大和撫子

この御歌には、雑草でありながらもキリッと茎を伸ばして鮮やかに咲く「なでしこ」の様を見て、これからの日本女性に「斯くあって欲しい」という昭憲皇太后の願いがこめられています。共学になろうとも、なでしこが女性を指したものであろうとも、その昭憲皇太后と高橋とき先生の生徒達への温かい想いは語り継いでいきたいと考えています。そのため、男女共学となった現在でも、なでしこの校章が生徒たちの胸に光っています。

加えて、学校法人武蔵野学院創立100周年を迎えた2012年に武蔵野学院大学は新たな校章を持つこととなりました。この校章は、武蔵野学院大学の英文での頭文字である「M」をデザインの基調としていますが、そこにはいくつもの意味がこめられています。学生を教育して社会に送り出す「ゲート」、「開いた本」として学び舎を表し、二つの台形が交わることで「コミュニケーション」を意味しています。武蔵野学院大学に学ぶ学生、そして彼らを育む教職員の姿勢を表す校章となっています。