第8回コラボレーション講座・閉講式を行いました
お知らせ
コラボレーション講座もいよいよ最終回です。1限は武蔵野短期大学の成瀬雄一教授による「コミュニケーションの心理学」の授業です。最初に「心理学とは何か」について、クイズ形式での解説を通して、心理学を学ぶことで何がわかるのかを確認します。次に記憶について考え、グループに分かれて伝言ゲームを行いました。楽しみながらも、自分たちの記憶がいかに曖昧なものかを知って驚く受講生たちは、続いてのコミュニケーションのおける情報伝達がどのように行われるかの説明を熱心に聞いていました。最後には、グループワークで伝わりやすい伝え方を工夫する活動に取り組みながら、コミュニケーションについて改めて考えることができたようです。
2限は武蔵野学院大学の久保田哲教授による「男らしさと幕末維新」の授業です。まずは講師から、軍人である「武士」の戦い、人を斬るという仕事内容がリアルに語られていきます。その中で作られた「理想の男性像」を受講生たちは考えていきました。また男色が認められていた武士の恋愛観に話が移ると、その恋愛観に隠された武士の「男らしさ」やヨーロッパの騎士道との違いなどに受講生たちは興味をひかれたようです。さらに、江戸時代に入ってからの「男らしさ」の変化についての解説では、講師からの問いかけに対して受講生からも積極的に回答が出ていました。違う時代の人々の生き方や思いをたどることで、今までとは異なる視点で歴史を見ることの楽しさを感じられたようです。
授業の後では、埼玉県立狭山緑陽高校の岩田校長と埼玉県立富士見高校の池田校長のご出席のもと、閉講式が行われました。出席数などで一定の条件を満たした受講生には、本学学長より一人一人に手渡しで修了証が授与されました。最後に池田先生から受講生に向けて、このコラボで学んだことはもちろん、大学という場所で主体的に学んだ経験も含めて、今後に生かしてほしいと激励の言葉をいただきました。