第3回コラボレーション講座を開催しました

第3回目のコラボレーション講座です。本日の1限は、武蔵野短期大学の小山みずえ教授による「折り紙の魅力を探ろう」です。授業の最初に、折り紙の歴史について学びました。日本では儀礼や遊びで紙を折るという活動が行われてきたこと、明治時代に幼稚園でフレーベルの「恩物」の一つとして折り紙が保育に取り入れられたことなどが紹介されると、受講生は日本の代表的な文化であると思われた「折り紙」が実は、西洋文化の影響も強く受けていることに驚いていました。

次に、実際に恩物に見られた幾何学的模様の「メダル」、日本の幼稚園の保育で実際に使われた「家」とそこからさまざまに変形する折り紙などを折ってみました。受講生は周囲の友達と確認しながら真剣に折り紙に取り組みます。さらに、ちょっと難しい立体の折り紙も紹介されて、挑戦しながら久しぶりの「折り紙」を「折る」という体験を楽しみました。

最後に切り込みのある折り紙としてヘリコプターを製作して実際に遊びながら大いに盛り上がりました。講座を通して、手先を使うだけでなく、先生と子ども、友人などともコミュニケーションが広がる折り紙の可能性を感じることができました。

2限目は、大学という学びの場をさらに体験するために、同日に開催されていた武蔵野学院大学オープンキャンパスに参加しました。模擬授業や学部説明を聞いた後、個別面談や学食体験も行いました。高校生にとって進路を考える良い機会となったら嬉しいです。